コロナワクチン接種3回目の副反応 忘備録
3回目となるコロナワクチンを接種した。
■1回目 モデルナ
腕の痛みのみ。
■2回目 モデルナ
接種当日37.6度。
翌日、38.6度。
3日目には解熱するものの、腕の痛みは7日間ほど続く。
■3回目 ファイザー
今回、初めてのファイザーとなる。
「モデルナよりファイザーのほうが副反応が楽」との情報を丸々信じていた。
が、結果としては、3回目のコロナワクチン副反応が1番つらかった。。
【接種当日】
正午
「はじめましてですね」
人が好きそうな穏やかなおじいちゃん先生からそう言われ、私のわずかな不安がゼロになる。
体温をはかり、喉をみて、聴診器をあてた後、いよいよワクチン接種。
接種が痛いか痛くないかは、腕に力が入っているか否かによるらしい。
腕をだらんとおろしていると、ほとんど痛みを感じずに接種を終えた。
“ 問題はこれからだ。”
クリニックを出てからそのように思いつつも、一方で「モデルナよりは大丈夫でしょ」と余裕を感じている。
13時
ワクチン接種したことを忘れるほど、違和感はまったくない。
昼食をたっぷり食べる。
18時
食事中、姿勢をただすと背中の左側が痛い。
「ついにきたか……」
姿勢を丸めて食事をすます。
シャワーを浴びようと浴室へ向かう姿は、まるで腰の曲がったおばあちゃん。
その後もずっと背を丸めて過ごす。
22時
起きていても痛いだけなので、眠りにつくことにした。
が、仰向けになっているだけで痛い。
寝返りはさらに痛い。
「背中の左側が……」などと言っていた夕飯時が、もはや懐かしい。
腰から首まで、ひたすら痛い。
寝返りなど、痛いに決まっているではないか。
「痛い痛い痛い痛い……」
少し動くたびに声が出てしまっていたので、300回は言っていたであろう。
夜が明けるまで、ひたすら待つ。
当然、眠れやしない。
【接種2日目】
朝 37.6度
熱は大したことないが、トイレに行くのも一苦労。
食欲もない。
何かをする元気もない。
朝方にやっと、少し眠れた。
昼 37.6度
身体の痛みが少し楽になった。
キャベツと鶏肉の炒め物が傷みそうだったので、少し食べる。
寝転びながら、YouTubeを観る。
目が疲れたが、本を読む元気はない。
そして、目をぎゅっとつぶると耳が鳴って気持ち悪い。
初めての経験……なんなんだこれは。
夜 37.6度
39度近くても身体を洗わなければ気が済まない私であるが、シャワーを浴びることができなかった。
高熱のつらさとは違う、なんともいえない倦怠感。
焼き芋を少量食べて、眠りにつく。
【接種3日目】
目覚めると、ひどい寝汗をかいている。
寝汗をかくぐらい暑いのなら無意識の中で掛け布団をはねのければいいのに、きちんと2枚かぶったままだ。
寒いも暑いも、死んだことにも気づかぬまま、いつか静かに天に召されるのではないかと思っている。
35.6度。
身体の痛みもほとんどない。
それなのに……
すこぶる絶不調。
暑くて汗をかいている。
今日は暖かい日なのかと天気予報を見てみると、「最高気温13度」。
私がいかれているらしい。
普段の半分しか食べられず、酒など一滴も飲みたくない。
毎日のように飲んでいる、この私が……。
重症である。
【接種4日目】
朝
大きな焼き芋とヨーグルト。
どうやら食欲が戻ったようだ。
お酒は飲みたくないので、万全ではない。
私の元気の基準は、酒である。
久々に外出すると、久々の雨だった。
小雨だったので、傘を杖がわりに歩く。
不健康な白さの顔面。
頭はぼぉーっとしている。
街ゆく人の表情を見る余裕はなかったが、異様だったに違いない。
そうしていま、忘備録をつけている。
目をぎゅっと瞑ると耳で音がする現象は、ネット情報によると「アブミ骨筋性耳鳴」というらしい。
もう治ったが、あれはいったいなんだったのだろう。
明日は、リスケしてもらった予定がある。
なんとしてでも、一緒にお酒を飲みたい。
安静に、今日一日を過ごそうと思う。